【言語聴覚士が解説】自宅での言語訓練を続けるための環境づくりと工夫
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にこにこ脳トレ広場
失語症のリハビリというと、物の名前を言う「呼称訓練」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実際の臨床現場では、症状やタイプに合わせてさまざまな訓練を組み合わせています。この記事では、言語聴覚士が行う代表的な5つの訓練方法をご紹介します。


失語症には、いくつかのタイプがあります。言葉は比較的理解できても話すことが難しい「運動性失語(ブローカ失語)」、流暢に話せても意味の通った内容になりにくい「感覚性失語(ウェルニッケ失語)」などです。運動性失語の方には発話を促す訓練を中心に、感覚性失語の方には理解訓練を重点的に行うなど、タイプによって訓練の組み立て方が変わってきます(出典:済生会「失語症(しつごしょう)とは」)。
これらの訓練は、本人の失語症のタイプや重症度に応じて、言語聴覚士が組み合わせて計画します。例えば、言葉を理解する力が保たれている方には会話訓練を多めに、言葉を思い出すことが難しい方には呼称訓練を中心に、といった具合です。訓練の内容は固定的なものではなく、回復の様子を見ながら定期的に見直されます。
専門的な訓練は言語聴覚士が担いますが、ご家庭でも呼称訓練や音読訓練の一部を取り入れることができます。本人の状態に合わせて、無理のない範囲で継続することが、リハビリの効果を支える大きな力になります。
失語症のリハビリには、呼称訓練、音読訓練、理解訓練、書字訓練、会話訓練など、さまざまな方法があります。それぞれの目的を知ることで、ご家族も本人のリハビリをより深く理解し、サポートしやすくなります。