構音

【言語聴覚士が解説】あいうべ体操のやり方|口呼吸・構音・嚥下機能を整える毎日の習慣

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「あ・い・う・べ」の4つの動きを行うだけの簡単な口腔体操、あいうべ体操のやり方と効果を言語聴覚士がわかりやすく解説します。

あいうべ体操とは

鏡を見ながらあいうべ体操に取り組む高齢者

「あ・い・う・べ」という4つの口の形を大きく作ることで、口周りや舌の筋肉を鍛える体操です。もともとは、みらいクリニック(福岡)の今井一彰院長が口呼吸の改善を目的に考案したものですが、口や舌をしっかり動かすことから、構音機能や嚥下機能の維持にも役立つと考えられています(出典:みらいクリニック「あいうべ体操」)。

なぜ「あいうべ」の4音なのか

支援者と一緒にあいうべ体操を行う高齢者グループ

「あ」で口を大きく開き、「い」で口を横に大きく引き、「う」で唇を強く前に突き出し、「べ」で舌を思い切り下に突き出します。この4つの動きを組み合わせることで、口を開ける筋肉、閉じる筋肉、舌を動かす筋肉など、発音や飲み込みに関わる複数の筋肉をバランスよく使うことができます。

やり方

  1. 「あー」と口を大きく開く
  2. 「いー」と口を横に大きく引く
  3. 「うー」と唇を強く前に突き出す
  4. 「べー」と舌を思い切り下に突き出す

この4つの動きを1セットとして、10セット程度を1日2〜3回行うのが目安です。声は無理に出さなくてもかまいませんが、それぞれの動きをできるだけ大きく、はっきり行うことがポイントです。

効果を感じるまでの目安

個人差はありますが、継続することで口周りの筋肉が動かしやすくなったと感じる方が多いようです。数日で大きな変化を求めるのではなく、毎日の習慣として1〜2ヶ月程度続けてみることをおすすめします。

行うときの注意点

顎の関節に痛みがある方や、大きく口を開けることが難しい方は、無理のない範囲で動きを小さくして行いましょう。義歯を使用している方は、外れないよう注意してください。

取り入れやすいタイミング

歯磨きの後や食事の前など、生活の中の決まったタイミングに組み込むと習慣化しやすくなります。テレビを見ながらでも取り組めるため、無理なく続けやすい体操です。

デイサービス・施設での活用法

あいうべ体操は動きが大きくわかりやすいため、グループで声をかけ合いながら一緒に行うレクリエーションとしても取り入れやすい体操です。鏡を見ながら行うと、自分の口の動きを確認でき、取り組みへの意識も高まります。

まとめ

あいうべ体操は、道具を使わずどこでも取り組める簡単な口腔体操です。毎日の習慣として続けることで、口周りの筋肉の維持や、発音・飲み込みのしやすさにつながります。

ABOUT ME
高橋
高橋
言語聴覚士
現役の言語聴覚士として、高齢者のリハビリに10年以上従事しています。回復期病院・デイサービス・老人保健施設での臨床経験をもとに、認知症予防に役立つ脳トレ情報を発信しています。「なぜこの問題が脳に良いのか」を専門家の視点からわかりやすく解説することを大切にしています。
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