1桁の足し算20問【認知症予防の脳トレ・無料プリント付き】
高齢者の脳トレとして根強い人気があるのが「簡単な足し算」です。
数字を見て考えることで、集中力・判断力・注意力を自然に刺激できます。
この記事では、言語聴覚士として10年以上、高齢者のリハビリテーションに携わってきた経験から、認知症予防の観点で足し算がなぜ脳トレに適しているのかを解説しながら、実際にリハビリ現場で使用している足し算問題を20問ご紹介します。
計算が苦手な方でも安心して取り組める内容です。
足し算が脳トレに良い理由|言語聴覚士が解説

前頭葉を活性化するしくみ
足し算は、脳の中でも前頭葉(前頭前野)を活性化する代表的なトレーニングです。
前頭葉は、思考力・集中力・ミスを防ぐ注意力といった、日常生活を支える高次の認知機能を担っています。
計算を行う際、脳の中では次のような処理が同時に行われています。
- 数字を一時的に覚える(ワーキングメモリ)
- 計算の手順を考える(プランニング)
- 答えを導き出す(実行機能)
この複数処理の同時進行が、簡単な計算でも認知機能全体をバランスよく刺激する理由です。
足し算は引き算より取り組みやすい?|臨床的な視点
足し算には「交換法則」という性質があります。
「5+4」も「4+5」も答えは同じです。
一方、引き算は「9-3」と「3-9」で答えが変わるため、計算前に「どちらが大きい数字か」を判断する一段階が必要になります。
この違いから、足し算は引き算に比べて計算前の判断ステップが少なく、脳トレを初めて行う方や計算に苦手意識のある方が最初に取り組む課題として適しています。
実際にリハビリ現場でも、計算課題は足し算から導入し、慣れてきた段階で引き算に進む、という流れをとることが多くあります。
1桁の足し算問題20問

問題
- 1+2=
- 3+1=
- 3+3=
- 4+2=
- 3+4=
- 5+2=
- 4+4=
- 7+1=
- 5+3=
- 2+7=
- 5+4=
- 7+2=
- 6+4=
- 7+3=
- 9+1=
- 3+8=
- 2+9=
- 5+7=
- 8+5=
- 8+9=
答え
- 3
- 4
- 6
- 6
- 7
- 7
- 8
- 8
- 8
- 9
- 9
- 9
- 10
- 10
- 10
- 11
- 11
- 12
- 13
- 17
リハビリ・介護現場での活用方法
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デイサービスでの活用
レクリエーション前の頭のウォーミングアップとして、5〜10分程度で実施します。
スタッフと一緒に声に出して計算することで、集団での注意力維持とコミュニケーション活性化の両方につながります。
個別リハビリでの活用
利用者の方一人ひとりのレベルに合わせて難易度やペースを調整します。
正解そのものよりも、「どう考えて答えを導いたか」という過程を確認することが、ワーキングメモリや前頭葉機能の評価・訓練として重要です。
在宅での活用
1日5分だけ、家族と一緒に取り組むことをおすすめします。
「できた」という達成感を積み重ねることが、無理のない習慣化につながります。
足し算脳トレを続けるコツ

- 無理のない問題を選ぶ
- 毎日5分だけでも続ける
- 「できた!」を大切にする
- 間違えても気にしない
ポイントは、少し考えれば解けるレベルを保つことです。
難しすぎる問題は、かえって取り組む意欲を下げてしまうことがあります。
こんな方におすすめ

- 脳トレを初めて行う方
- 計算問題に苦手意識のある方
- 介護施設のレクリエーションのネタを探している方
- 自宅で無理なく取り組める脳トレを探しているご家族
まとめ
足し算は、引き算のような比較・判断のステップが少ない分、脳トレの入り口として無理なく取り組める計算課題です。
今回ご紹介した20問は、リハビリ現場でも導入として使用しているレベルのものです。まずは1日5分、今日から始めてみてください。
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前頭葉・ワーキングメモリ・注意力をバランスよく鍛えられます。
無理なく、楽しく続けることが一番大切です。
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