「1桁の計算には慣れてきたけれど、次のステップに進みたい」
そんな方におすすめなのが、2桁の足し算です。
言語聴覚士として10年以上、高齢者の認知症リハビリに携わってきた私が、2桁同士の足し算20問をご紹介します。
繰り上がりのある問題・ない問題をバランスよく含めているので、1桁の計算から無理なくステップアップできます。
2桁の足し算が脳トレに効果的な理由
2桁の足し算は、1桁の計算に比べて一時的に覚えておく情報の量が増えます。
- 一の位を計算する(例:3+4)
- その答えを覚えておく(ワーキングメモリ)
- 十の位を計算する
- 繰り上がりがあれば、さらに1を足す
この「覚えながら次の計算に進む」という流れが、脳の中でも特に加齢の影響を受けやすいとされるワーキングメモリ(作業記憶)を鍛えます。
日常生活でも、電話番号を覚えながらメモを取ったり、レシピを見ながら複数の作業を並行したりする場面で使われる力です。
この問題がおすすめの方
- 1桁の足し算に慣れて、次のレベルに進みたい方
- 繰り上がりのある計算で頭を使いたい方
- デイサービスや介護施設で、少し歯応えのある脳トレを探している方
- 在宅で、日々の習慣として取り組める計算問題を探している方
繰り上がりの計算に不安がある方は、まず「1桁の足し算」や「2桁+1桁の足し算(繰り上がりなし)」から始めることをおすすめします。
リハビリ現場での使い方(デイ・個別・在宅)
① デイサービス
- 隣同士で問題を出し合い、答え合わせを一緒に行う
- 繰り上がりのある問題は、声に出して「一の位から」と確認しながら進める
- 早く終わった方には、もう一度見直しの時間を設ける
② 個別リハビリ
- 繰り上がりの有無で難易度を調整し、その方に合った問題から始める
- 間違えた問題は、位ごとに区切って一緒に確認する
- 「間違えても大丈夫」という空気づくりを大切にする
③ 在宅
- 1日5問など、無理のない量から始める
- 慣れてきたら、繰り上がりのある問題の割合を増やす
- 家族と答え合わせをすると、会話のきっかけにもなる
2桁の足し算20問
繰り上がりのある問題・ない問題を混ぜています。
焦らず、ひとつずつ取り組んでみてください。
※こちらの問題は無料ダウンロードして印刷することができます。
問題
- 23+14=
- 35+42=
- 56+23=
- 18+71=
- 64+25=
- 37+48=
- 29+53=
- 66+17=
- 45+38=
- 52+29=
- 19+26=
- 44+37=
- 58+33=
- 27+65=
- 31+49=
- 73+18=
- 26+59=
- 48+46=
- 62+29=
- 34+57=
答え
- 37
- 77
- 79
- 89
- 89
- 85
- 82
- 83
- 83
- 81
- 45
- 81
- 91
- 92
- 80
- 91
- 85
- 94
- 91
- 91
続けるコツ(言語聴覚士の視点)
- 一の位から順番に:焦って十の位から計算すると間違えやすくなります
- 繰り上がりは声に出す:「1繰り上がる」と声に出すことで記憶に残りやすくなります
- 間違えても気にしない:見直しの時間そのものが、脳への良い刺激になります
まとめ
2桁の足し算は、1桁の計算に比べてワーキングメモリをより使う、少し歯応えのあるトレーニングです。
繰り上がりのある問題・ない問題を織り交ぜながら、無理のないペースで続けてみてください。
※本記事は情報提供を目的としており、診断・治療の代替となるものではありません。
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ABOUT ME

現役の言語聴覚士として、高齢者のリハビリに10年以上従事しています。回復期病院・デイサービス・老人保健施設での臨床経験をもとに、認知症予防に役立つ脳トレ情報を発信しています。「なぜこの問題が脳に良いのか」を専門家の視点からわかりやすく解説することを大切にしています。