【言語聴覚士が解説】デイサービスで使える1桁のたし算レクリエーション|グループで盛り上がる脳トレ活用法
「レクリエーションのネタがそろそろ尽きてきた」「みんなが参加しやすい脳トレを探している」——デイサービスや介護施設のスタッフの方から、そんな声をよく伺います。
1桁のたし算は、個人で取り組むプリント学習として紹介されることが多いですが、実はグループレクリエーションの題材としても非常に優れています。この記事では、施設でたし算を使ったレクリエーションを行う際の具体的な進め方をご紹介します。
個人プリントとレクリエーションの違い

一人で黙々と解くプリント学習は、集中力と達成感を養うのに適しています。一方レクリエーションでは、「他の参加者とのやり取り」や「声を出す」といった社会的な要素が加わります。同じたし算でも、進め方次第で得られる効果が変わってきます。
グループでたし算を行うメリット

声に出して答える、隣の人と協力するといった活動には、計算による認知機能への刺激に加えて、コミュニケーションの活性化や孤立感の軽減といった効果も期待できます。特に発話の機会が少なくなりがちな高齢者にとって、声を出す場面があること自体に意味があります。
盛り上がる進行方法の例
読み上げ方式:スタッフが問題を読み上げ、参加者が順番に答える形式です。緊張感が適度にあり、全員が集中しやすくなります。
チーム対抗方式:2〜3人のチームに分かれ、相談しながら答えを出す方式です。会話が生まれやすく、協力する楽しさも味わえます。
カード形式:数字を書いたカードを使い、答えのカードを選んでもらう方式です。発話が難しい方でも参加しやすいのが特徴です。
難易度調整のコツ
参加者ごとに計算への得意・不得意には差があります。同じ場でも「答えやすい問題」と「少し考える問題」を交互に出す、得意な方には応用問題を用意するなど、一人ひとりが達成感を持てるよう調整することが大切です。
進行時の注意点
正解・不正解にこだわりすぎず、参加すること自体を肯定的に評価する雰囲気づくりが重要です。答えられなかった場合も、さりげなくヒントを出す、次の問題に自然に移るなど、失敗体験にならないよう配慮しましょう。
まとめ
1桁のたし算は、個人プリントとしてだけでなく、進行方法を工夫することでグループレクリエーションの題材としても活用できます。参加者同士の交流を生みながら、楽しく脳トレに取り組んでもらいましょう。


