1桁のかけ算20問|毎日5分でできる簡単脳トレ(無料プリント付き)

「九九を思い出す機会が減ってきた」

「毎日できる簡単な脳トレを続けたい」
——そんな方におすすめなのが、1桁のかけ算です。
この記事では、言語聴覚士として10年以上、高齢者のリハビリテーションに携わってきた経験から、かけ算がなぜ脳トレとして効果的なのかを解説しながら、毎日5分で取り組める1桁のかけ算問題20問をご紹介します。
かけ算が脳トレに効果的な理由|言語聴覚士が解説

かけ算は「覚えている記憶を呼び出す」トレーニング
足し算や引き算、割り算は、その場で数字を処理して答えを導く「計算」のプロセスが中心になります。
一方、1桁同士のかけ算の多くは、子どもの頃に覚えた九九を、そのままの形で思い出す「想起」のプロセスが中心です。
九九のように何十年も前に繰り返し覚えた知識は、長期記憶の中でも特に定着しやすいと言われています。
そのため、他の記憶がやや曖昧になってきたと感じる方でも、九九は比較的思い出しやすく、「できた」という成功体験につながりやすいのが、かけ算というトレーニングの大きな特徴です。
「思い出す」という行為が前頭葉を働かせる
九九は覚えている知識ですが、答えを引き出すためには、記憶の中から必要な一つを選び出し、正しく取り出すという作業が必要です。
この「記憶を探し、選び、取り出す」というプロセスには、判断力や注意力を司る前頭葉が深く関わっています。
答えを瞬時に思い出せなくても、思い出そうとする過程そのものが前頭葉への刺激になります。
すぐに答えられないからといって、焦る必要はありません。
四則計算の中での位置づけ
足し算・引き算・割り算と比べると、かけ算は「覚えた記憶をそのままの向きで呼び出す」という点で、比較的取り組みやすいトレーニングです。
実際、割り算は「九九を逆向きに使う」処理を含むため、かけ算に慣れてから割り算に進むと、段階的に負荷を上げていくことができます。
このトレーニングがおすすめの方

- 毎日少しずつ脳トレを続けたい方
- 九九を思い出したい方
- 記憶力を維持したい方
- デイサービスやレクリエーションで活用したいスタッフの方
1桁のかけ算問題20問(無料プリント付き)

問題
- 2×3=
- 4×2=
- 3×5=
- 6×1=
- 2×4=
- 5×2=
- 3×3=
- 7×1=
- 2×5=
- 4×3=
- 6×2=
- 3×4=
- 5×3=
- 2×6=
- 4×4=
- 7×2=
- 8×1=
- 3×6=
- 2×7=
- 5×4=
答え
- 6
- 8
- 15
- 6
- 8
- 10
- 9
- 7
- 10
- 12
- 12
- 12
- 15
- 12
- 16
- 14
- 8
- 18
- 14
- 20
効果的な取り組み方|言語聴覚士の視点

1日5分を習慣にする
短時間でも毎日続けることが、記憶の定着や想起のしやすさにつながります。
無理に長時間取り組む必要はありません。
声に出して答える
「2×3は……6」と声に出すことで、言語機能と聴覚への刺激が加わり、集中力も高まりやすくなります。
思い出す時間を大切にする
かけ算は「すぐに答える」ことよりも「思い出す」過程そのものが重要です。
すぐに答えが出なくても、ゆっくり時間をかけて丁寧に取り組みましょう。
できた問題をしっかり評価する
正解できたときの「できた」という実感を大切にしてください。
この積み重ねが、継続のモチベーションにつながります。
リハビリ・介護現場での活用方法
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デイサービスでは、参加者と一緒に声に出して答え合わせをすることで、集団でのコミュニケーションが生まれます。
九九は世代を問わず共有されている記憶のため、話題のきっかけにもなりやすいトレーニングです。
個別リハビリでは、すぐに答えが出ない場合に「2の段を順番に言ってみましょう」とヒントを出すことで、段階的に想起を促すことができます。
まとめ
1桁のかけ算は、子どもの頃に覚えた九九という長期記憶を呼び起こすトレーニングです。
計算というより「思い出す」ことが中心のため、他のトレーニングに比べて取り組みやすく、成功体験を積み重ねやすいのが特徴です。
毎日5分、無理のないペースで習慣にしていきましょう。
※本記事は情報提供を目的としており、診断・治療の代替となるものではありません。
